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1   静的バランス検査
SPPBの静的バランス検査でタンデム姿勢をとる対象者。

準備

  • 壁の近くで実施。靴を履いたまま。
  • 計時前に各姿勢をデモンストレーション。
  • 両腕は体側に自然に垂らす。計時中は支えない。

実施方法

  • 通常姿勢:両足内側を揃える。10秒保持。10秒未満 → 0点、終了。
  • 半タンデム:片足内側をもう一方の母趾横に付ける。10秒保持。10秒未満 → 1点、終了。
  • タンデム:踵を前足のつま先に付ける。最大10秒計測。
0点通常姿勢10秒未満
1点通常≥10秒;半タンデム<10秒
2点半タンデム≥10秒;タンデム<3秒
3点タンデム 3〜9.99秒
4点タンデム ≥10秒
2   歩行速度検査
SPPB歩行速度検査に使用する4m歩行コース。

準備

  • 平坦な床に4mコースをマーク。
  • 普段の歩行補助具はそのまま使用し記録。
  • スタートラインの後ろで静止した状態から開始。

実施方法

  • 「いつも通りの速さで歩いてください。」
  • 歩き始めた瞬間に計測開始。
  • 先行足がゴールラインを越えた時点で終了。
  • 2試行実施し、速い記録を採点に使用。
0点完了不可
1点≥8.70秒(<0.46 m/s)
2点6.21〜8.70秒(0.46〜0.64 m/s)
3点4.82〜6.20秒(0.64〜0.83 m/s)
4点<4.82秒(>0.83 m/s)
3   椅子立ち上がり検査
SPPB椅子立ち上がり検査の正しい開始姿勢。

準備

  • 座面高さ43〜45cmの固めの椅子(肘かけなし推奨)。
  • 腕を胸の前で交差;足裏は床に密着。
  • 腕を使わず1回立ち上がり、動作確認。

実施方法

  • 「腕を使わず、できるだけ速く安全に5回立ち座りを繰り返してください。」
  • 最初の立ち上がり開始時に計測開始。
  • 5回目の完全起立時に終了。
  • 腕使用または60秒超過の場合は0点。
0点完了不可;腕使用;>60秒
1点≥16.70秒
2点13.70〜16.69秒
3点11.20〜13.69秒
4点<11.20秒

SPPB総スコア   (バランス + 歩行速度 + 椅子立ち上がり = 0〜12点)

総スコア機能レベル臨床的解釈
0 – 6重度の機能低下リスクが高い群。予防・リハビリ介入の優先対象。
7 – 9中等度の機能低下中間リスク群。運動介入の効果が最も大きく現れる。
10 – 12正常〜良好リスクが低い群。初期機能低下の検出のため縦断モニタリングに活用。

検査記録